前へ、前へ

2005/2/01

私の今年の書き初めは「前進」としました。
この一年を価値あるものにする為、積極的に「今年の目標」を立て、
しっかりと計画を練り、考、行、念を徹底的にやり抜いて、
前へ前へと前進しよう!!と思いを込めた「書き初め」です。
「考」とは考えること。
常に新しい事を学ぶ。創意工夫する。
そして自分の未来を予測する。
「行」とは、実行すること。
計画を練り決心した事は絶対実行する。
良いと思った事は何があっても継続し、習慣化する。
間違いに気付いたら、すぐやめる。
「念」とは念じること。
イメージトレーニングを重視する。不思議な力は必ず存在する。
それは科学の世界で証明されている。
その不思議な力に祈って念じて暗示をかける。
執念を燃やし続ける。
自分が成功し感動した状態を思い浮かべる。
私は「良樹細根」という言葉が大好きです。
私は1996年2月からこの「今月の言葉」を書き始めました。
その思いの中には明治大学卓球部が地域社会や大学の内外や
日本の卓球界から信頼され評価されるような「部」にしたいと考えたからです。
では、どのような組織(部)が社会から評価されるのだろうか。
大切なことは、部員の質です。
質の向上が何より大切です。
それを端的に示した言葉が「良樹細根」。
人でも組織でも、質の良いものは、必ず地中に細かな根を広く、
しっかり張っているものだという意味です。
根っこさえ育てれば、上の部分には放っておいても繁ってきます。
それならば、部の組織にとって「細根」とはなにかというと、
それは学風であり、部風だと考え、良い部風を育てたいと願ってきたわけです。
具体的には、親、兄弟、先輩、後輩、友人、知人、全部含めて尊重し、感謝することです。
この「細根」を育てることは、単純で単調なだけに続けることは大変です。
人間は単純なことばかりしていると、無気力になったり、
派手なことに憧れたりする。
それを乗り越えて、日々単調なことを丁寧に実践していくには、根気が必要です。
ですから私も根気よくこの「今月の言葉」を書き続けています。
私や平岡監督の頭の中には明治大学卓球部の「将来ビジョン」があって
その実現のために、あらゆる角度から検討しています。
それと同じく大事なことは選手の君達にも
「こういう行動を取って欲しい」という思いがあって
それが部内の末端にまで正確に伝わるために「共通言語」として簡潔にまとめたのが
行動指針(日常の心得8ヶ条)です。
日々常に『日常の心得』を味わって行動してくれることを願っている。