ラオス プロジェクト 第1弾

ラオスはASEAN諸国の中で唯一の内陸国です。日本の本州くらいの国土に約50の民族が暮らしています。南北に流れるメコン川がもたらす豊かな水資源が美しい自然を生み出しています。国土の80%が山岳地帯にあり、平地は首都ビエンチャン周辺やメコン川流域に広がり、森と川がラオスの恵みです。​

主だった産業はなく、経済的にも豊かではありませんが、国民の70%が熱心な仏教徒で、人も集落も穏やかで控えめ、“慈悲”、“分け合う心”が当たり前に根付いていると言われています。​

ラオスにおける教育の現状は厳しいものがあります。現在ラオスは後発開発途上国からの脱却を目指していますが、青少年や子どもたちへの教育は決して十分とは言えません。学校設備や教材の不足以外にも、男女格差、地域・民族格差が未解消であったり、学校を中途で辞めてしまう退学者などの問題を抱えています。

2015年、ラオス・サワンナケートに本財団理事長の児玉圭司が小学校を建設し、寄贈しました。 本財団では、その関わりからラオスの教育支援を学校建設だけでなく、青少年の生活改善という側面から、医療・健康などのヘルスケアを改善するための支援活動も行なっていきたいと考えます。 これに伴い、健康スポーツとしての卓球の普及もしていきます。

ラオス・プロジェクト

学校・教育

授業風景

ラオスの教育は不十分な施設や設備、教材・教員数・授業時間の不足など、ASEAN諸国の中でも深刻であり、首都ビエンチャンを離れた地方ではより過酷な状況です。
本財団では、幼稚園や小学校、中学校の建設などを最初の段階として考え、各地の教育を支援しています。

Nonsavang-KODAMA Primary School

2015年、サワンナケートに小学校「Nonsavang-KODAMA Primary School」を開校。

​2016年、小学校の隣に幼稚園を開園。

新設された小学校。左手、白い屋根が幼稚園です。

ヘルスケア

発展途上国における生活習慣病の急増というWHOの報告にもあるように、ラオスにおいても生活習慣病患者が増加しています。

​本プロジェクトでは、生活習慣病も国民の健康意識の低さに因るものと考え、医療体制の充実や衛生面の支援活動を予定しています。

ラオスの子供達

健康スポーツ(卓球)

卓球風景

性別や年齢を問わず誰もが長く親しめる生涯スポーツとして注目されている卓球は、健康スポーツでもあります。足腰や体幹の強化、俊敏性と持久力の維持の他、 カロリー消費量が意外に多く、脂肪燃焼に効果的な有酸素運動です。​

ラオスでの卓球普及は健康維持促進、生活習慣病の予防だけでなく、生活意欲の向上にもつながると考えています。卓球場の建設や卓球スクールの開催などを各地で計画しています。

卓球場を新設し、大会や教室を開いたり生涯スポーツとしての運動を促進します。