やる気は己との闘い、挑戦しよう!!

2006/8/01

私の今年の書初めは「挑戦」とした。
その心は、「懸命に努力して成し遂げた時の喜びを得られるよう感動する心を持ち、
決して諦めないチャレンジャー精神を大事にしよう」という気持ちを言葉にしたのである。
今月はインカレの月、目標に向い、それぞれの役割を果たしつつ、一丸となって挑戦しよう。
道は必ず開ける!! 思いは叶う。
2000年3月からNHKテレビで毎週「プロジェクトX~挑戦者たち」という
番組が放映された。
私もこの番組は非常に楽しみにしていて、なるべく見逃さないようにしていた。
この番組が無くなって非常に残念に思っていたが、その後この番組に登場した
『挑戦者たちのリーダーの言葉』という「本」が発刊され、嬉しかった。
「成功する可能性が50%あるならば、やらなければいけない。
30%でも挑戦する価値がある。」
「とにかく、やってみなはれ。やる前から諦める奴は一番つまらん人間だ。」
挑戦者達に「無理」という言葉は無い。
ロボット犬AIBOの開発リーダー“大槻正”さんは
世界初のCD(・・・)やデジタルオーディオ編集機に光磁気ディスクを開発した技術者で
ソニーの社内で「独立愚連隊」と呼ばれた開発チームの隊長として名を轟かせた男だった。
その彼が22年間勤めたソニーを
「大企業病に蝕まれている。この会社で挑戦的な開発はムリだ」といって
闘いの場として愛したソニーを見限って辞めた。
その2年後、前上司の取締役から「ロボット開発チームのリーダーとして戻ってきてくれ」
と誘われた。大槻は「開発したい」と思い、技術者の遺伝子が抑えようもなく騒いで、
その半年後ソニーに復帰した。
彼は人口知能の頭文字AIと、日本語の「相棒」の意味を込め
ロボット犬を「AIBO(アイボ)」と名付けた。
だが会社の上層部は、売れるはずがないと販売許可を出さなかった。
「千体売れなければ、プロジェクトは解散する」と宣言。
「インターネットによる予約注文販売ならコストはかからないとようやく販売を認めさせた。
H11/6/1予約受付開始。
その直後に注文が殺到し、わずか20分で3千体が完売した。
その後、売上げは世界中で10万台を突破。
他社も続々参入して、ロボットは巨大市場となった。
大槻正氏の言葉
「ロボットを受け入れられる素地が一番高いのが
『鉄腕アトム』が誕生した日本ではないかと考えた。」
(彼は小学生の頃「鉄腕アトム」に夢中になり、
いつかアトムのようなロボットを作りたい・・・と憧れていた)
「鉄腕アトムのように自分で考え、喜びや悲しみを表現し
自らの行動を律する自律行動型のロボットへの夢は捨てられませんでした」
「挑戦する前に、ムリだと決めつけるのならば、君は技術者失格だ」
「情熱を持ったプロフェッショナルになって欲しい。
不安を取り除いてくれるのが情熱だ。
同じ能力を持った人間が二人いたとしたら、
情熱を持っている人の方が必ず成功する」
やる気が湧き出るのには、2通りのタイプがある。
①平常からやる気を継続して、事ある毎に尚一層やる気が出るタイプ。
②平常は平凡だが、何かのことがある時はやる気が出てくるタイプ。
やる気を湧きだたせるためには、
まず「健康」で心身ともにコンディションを整えなければならない。
そして「言い訳をしない」ことが大事。
やる気は己との闘いだ。
📷「やる気」とは、行動して見せること。
「努力」とは、結果で示すもの。
「目標」とは最後まで挑戦して越えるもの。