気持ちの切り替え方を知り、「挑戦」し続けよう!

2014/12/01

『気持ちの切り替え方を知り、「挑戦」し続けよう!』

私は過去、会ったことのない人が褒めて下さっていることや、逆に、会ったこともない人に、
悪口を言われていることを、友人知人から聞かされたことが何回もあります。
そんなとき、どうやって気持ちを切り替えていくか・・・と、随分悩んだりもしました。

卓球の試合でも、絶対勝たなければならない大事な試合に負けたときなど、
この気持ちの切り替えが、いかに重要であるか━と力説してきましたが、
それに最も効果的なのは、プラス発想で、「笑う」ことです。
どんなことがあっても、笑っていられる人は悟りを開いた人だと思います。

私なんかも、まだまだ修行が足りなくて、物事が思うようにいかないと落ち込んだり、
怒ったり、自分で自分を責めることが多いです。

おもしろい調査結果があります。免疫力の研究をしている研究所が、
落語を一時間、聴かせ、その前とその後に採血し、分析したところ、
落語を聴く前と後では、血液中の免疫力が5倍もアップしていたという結果が出たそうです。

この結果からも、笑うということは、どれ程、私達の免疫力、抵抗力をアップさせているのかが、よく理解できます。 だから、思い切って笑う習慣を付けることが大事です。
(笑いの重要性については、過去何回もこの語録でも取り上げてきました。)
そのためには中途半端な笑いではなく、落語、漫才、喜劇映画など、腹の底から笑える場所に出掛けて行ったり、また、笑いながら一緒に食事が出来る仲間がいるといいです。

また、体を閉じていると、マイナスエネルギーがいつまでも体の中に溜まり続けてしまうので、
モヤモヤしたものを体外に出すイメージで、体を開いてみる。
手や足を組んでいたら外す。 手のひらを握っていたら、開く。
歯を食いしばっていたら、口を柔らかく。 大きく息を吐いてみる。
そして、手をブルブルと振って、指先から悪い「氣」を体外に出す。
それだけで、かなりスッキリする。

さらに、時間を活用するのも面白い。
例えば、怒りや悲しみからすぐには心が切り替えられないと思ったとき、
あえて時計を見て、「あと何分間、怒っていようか」、「あと30分位は泣こうか」などと、
「怒っている時間」「落ち込む時間」のことを考えてみる。
その瞬間にはすでに、ちょっと可笑しいと思えてくるし、気持ちの切り替えができている。
このように、気持ちを切り替える方法をいくつか普段から用意しておくことがいい。
「これがあれば元気になれる」というような音楽とか、ビデオとか、食べ物など、
身の回りに用意しておけば、どんなことがあっても、いろいろ対応できる。
何か行動を起こせば、その前に起きた出来事は印象が薄れていくものです。

実力を発揮していくには、やはり経験が必要です。
経験を積み重ねていくことで、わかる道もあるし、いたずらに恐れを抱かずに、
落着いて物事に立ち向かうことも出来るし、非常に大切なことの一つです。

ただ、それは、うまくいって成功した経験も、悪くなって失敗した経験も、
積み重なっていくということで、責任が重くなり、悪い状況にあるときには、
かつての苦い経験が思い出されて、どうしようかと迷う要因になってきます。

自分の中に積み重なっている常識が顔を出してきて、そちらの判断に引きずられそうになる。
そういうものに打ち克つ力、打ち勝てる理性というか、踏み込む力が、
年を追うごとに大切になってきます。

一つひとつ石橋を叩いて渡ることばかりを選んでいると、
その時は賢明な判断に見えても、長い目で見れば、活気や勢いを失っていくことになる。
常識的な判断に頼ろうとする気持ちをどう振り切っていくか。
今なすべきことは何かを今考える。

「挑戦」とはそういう進み方だと思っています。
新しいことに挑戦していくには、自分の持っている経験も、身につけてきた力も、
特に、精神力も総動員して、次を決断して実行していく━ということの連続です。

しかし、いざというときの判断は直感です。
自分が今まで努力して、積み上げてきた、すべての力が働いて、
無意識の中からパッと出てくる。 そういう直感に従っていいと思う。

なぜ、そう決断したのか、筋道を立てて説明しろ、と言われても出来ない。
「ただ直感で」というのは、人を説得しにくいですが、
おそらく、土壇場での直感の7割から8割は、正しいと思っています。

体験や知識を土台にしながらも、さらに「踏み込んでいく力」を持っているかどうかが、
人間の本質だとすれば、追い込まれたときに、発揮される力は必ずある・・・と、
確信しています。

気持ちの「切り替え方」を覚え、
何事にも、明るく、前向きに「挑戦」し続けていく人生を歩んでいきましょう。