「陽転思考」で可能性に挑戦しよう

1998/9/01

インカレ4連覇おめでとう。
明治大学にとっては、新記録達成となった。
今回は、下馬評でも「明大の優勝は固いだろう」と言われている中で、かな
りのプレッシャーがあったと思う。
我々指導陣もオーダーや作戦で間違いを侵してはいけないと強く意識していた

準々決勝、準決勝ともダブルス戦でポイントになる山場を押し切れたことで
勝敗を分けたと思う。
全員が一丸となって、それぞれの役割を果たした結果であり、心から嬉しかっ
た。
勝負所で強気に前向きに戦ったことで勝利の女神が微笑んでくれたのだろう

「陽転思考」という言葉がある。
物事を全て明るく、前向きに転じて見ていこうという考え方である。
例えば、ここに水が半分入ったコップがあるとする。
このコップに入っている水をみて、「半分もある」と思うか「半分しかない
」と思うかで、見方はガラリと変わる。
アメリカのNASAで、次のような研究がなされた。
砂漠で飛行機が遭難した場合、どうような人が生き延びて生還を果たすのか

生き残るのは、「コップの中に水が半分もある」と思える人であるという研
究結果が発表されている。
これは水だけの話しではない、
時間も、能力も、お金も、人生そのものも、同様である。
あらゆる物事に対して、「もうダメだ」という意識を持ったときに私達は本
当にダメになってしまうのだ。
生まれながらに悲観的な人はいない。
だんだんとマイナスの考え方が増えてきて、マイナスの言葉を使うようにな
り、悲観的になる。
反対に、自分自身を明るく積極的に前向きに生きて行こうと努力すればする
程、その人の意識は前向きになり、自分の可能性に向かって、どんどん前進
するのである。
今ここで自分が出来るベストを尽くしてみようと実行して行くと道が開けて
来ることを君達の先輩も私自身も何度も経験し、実感している。