目標達成への努力の継続

1999/9/01

人は誰でも「何か」をやろうとするときは、2つの壁にぶち当たる。
それは、自分の「能力的な壁」と「環境の壁」である。
能力的な壁とは、自分の問題「内面的な壁」と言ってもいい。
自分の力不足であるから、これは自分次第で何とでもなる。
これに対して環境の壁は、物理的な壁で、「外なる壁」と言ってもいい。
今の時点では、どうにもならないこともあるから、とりあえず時期を待つことにすればいい。
今はすぐに実現出来ずとも「いつか必ず自分にはやれる」という気持ちを持って、
「やる為の理由」を掲げて、努力を絶やさない人には、不思議なことに天の一角から
“助けのロープ”が降りてくるものである。
普段は働いていなかったOFFだった遺伝子も、ONになって働き出してくるものである。
出来ない理由を押さえて、あえてやってみれば何とかなるということを信じられるか
どうかは、その人の心とか意欲とか覚悟次第である。
この覚悟によって、その人の「運命」をも変え得るということを覚えてほしい。
人は誰でも理想(夢)や目標を掲げ、それを目指して生きていこうとする。
だが、夢や目標というものに対し、どのように考えたらいいのだろうか….
夢や目標というのは、それが高かろうが低かろうが、そこへ到達する努力の量は、
あまり変らないものだ。
そして、大事なことは、その地味な努力を継続出来るかどうかに全てがかかっている、
ということである。
自分の夢や目標を立てるときは、高い目標を立てようが、低い目標を立てようが、
そこへ至る努力の量は、あまり変らない。
むしろ高い目標を掲げた方が、競争相手があまりいなくて成功し易いかもしれない
ということである。
目標を実現出来る人と、そうでない人がいるのは結局、目標を見失わずに持ち続け、
諦めずに進めたか、それを投げてしまったかの差にすぎない。
目標を達成出来るかは、目標を高いところに持って努力を持続出来るかどうかの
問題なのだ。
一旦、目標を立てたら、それを見失ってはいけないのである。
もし、自分の将来について、悩んだり、不安に思うことがあったら、
それらの悩みは“贅沢な悩み”と思えば、自然と心は晴れてくるのではないかと思う。
最後まで、やり抜けるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。
これは、集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる。