自分の夢は自分でしか切り開けない

2000/1/01

これは、人として生きていく為の大事なヒントだと思う。
自信を持って自分の夢を実現する為には、その基盤となる自分がなければならない。
その為には、自信を持って“自己主張”が出来るようになりたい。
卓球の選手としての“自己主張”は、自分しかない技術を徹底的に高めることだ。
試合中にその“自己主張”を押し通して勝負に挑む….。
自信を持って前向きに生きていくことが何よりも大事なことだと思う。
一年は、うかつに過ごすと誠に早く、瞬時の如く過ぎてしまう。
しかし、一日一日を真剣に充実した生き方をすると、一年365日は非常に実り多いもの。
人はそれぞれ、その人なりの目標を持っている。
もともと目標とは、到達すべき願いであり、目安といえる。
自分は「こうありたい」「こういう成績を上げたい」「必ずレギュラーになって優勝に貢献したい」という願いを持ったとする。
そこで大事なことは、その願いに「いつまでに」という日付を入れることである。
そこで初めて、目標を設定したことになる。
目標が高ければ高い程、その目標を達成したときの喜びは大きくなる。
人が本当に幸福感を味わう時は、達成感を得た時だ….と言われている。
“目標への道のり”は容易な道ではないが、一歩づつ地道に努力すれば、
その目標は必ず達成することが出来るはずであり、
また、「自分は出来る」という信念が大事なのである。
今年こそ、自分の夢を自分で切り開き、それが明大卓球部の目標に繋がれば、
何と素晴らしいことだろう。

西洋では、物事は「1からスタート」という考え方ですが、東洋では、古代インドに由来する宗教的な「空」とか「無」という考え方が元にあって、「全ては0からスタート」という考え方が定着している。
だから日本では、選挙権も酒もタバコも20歳からということになっている。
因みにアメリカでは、アルコールは21歳からである。
そのように考えると、今年は新世紀への第一歩であり、併せて明治大学は創立120年目、卓球部は創部70年目の年であり、心引き締まる思いがし、我々卓球部も一段と飛躍し、明治大学発展の為にも寄与したいと念じ、大事な一年となる。