「信念」と「熱意」を持って羽ばたこう

2000/3/01

今年は、記念すべき年となる大きな事柄が、又一つ増えた。
それは、中国の上海交通大学との定期交流が、
先方の熱意と明治大学関係者の暖かいご支援により、合意に達したものである。
過去数回、世界大学選手権の日本代表監督として参加した、渋谷副総監督と
中国代表の孫麒麟先生との交友がキッカケとなって実現したものである。
第一回目は、3/14~19の期間、中国選手団が来日する。
大学としては学長を始め、多くの方々にお世話になり、駿卓会では宇田川副会長、
水谷幹事長が積極的に支援体制を固めてくれた。
「翔」これは今年の年頭に私が書いた書初めである。
「翔」とは、翔ける(かける)…大空を飛び回る・飛翔する…
という意味で、会社も明大卓球部も「信念」と「熱意」を持って、思い切り羽ばたいていこう…
という思いで書いたのである。
「千里の道も一歩から始まる」とは老子の言葉。
これは昨年の年頭に書いた書初めである。
千里を歩くとは、気の遠くなるような話しである。
しかし、たとえ千里の道でも“よし、行くぞ”と決心したら、先ずその一歩さえ踏み出せば、
後はどんな苦労があろうとも必ず目的にたどり着けるものだ。
簡単なことでも、考えているだけでは目的は達成出来ない。
行動に移さない限り、何事も成就することはない。
一歩は歩幅にして、わずか80cmくらいのものである。
しかし、この一歩を毎日毎日重ねることによって、やがては千里の道を踏破出来るのである。
仕事でもそうだが、「この仕事を済ませて、来週からやろう。」などと、
一日延ばしにするから、結局出来なくなる。
「きりのいいところで手を付けよう。」という理由には何の妥当性もない。
どんな場合でも「今すぐ手を付けられない理由」などないと思わなければならない。
いろいろな困難や壁にぶち当たることは、多々あるものである。
それらにいちいち立ち止まって、時間をかけて考えている余裕などない。
走りながら考える。そして、「目標は絶対達成するぞ!!」という熱意が必要なのだ。
これが出来る選手が、明大卓球部にとっても必要とされる選手の鉄則である。