自分は何をして、 このチームに貢献すればよいか

2007/6/01

今、自分は一体どう考えて、このチームでの役割を果たしたらいいのだろうか・・・と
考えたことはあるだろうか。
その問いかけに対して、私は
「自分は今、このチームで何をしたら貢献できるかを考えたらいい」と応える。
どんなことに貢献したいか、とただ漠然と思うのではなく、
或いは、こういうことで貢献すべきだと指導者や先輩に言われたからやるのではなく、
自分で真剣に考え抜いて、自分が何に貢献すべきかを絞り出して、
それを実行することが大事だと思う。
貢献するためのプランは明確で、尚且つ具体的なものでなくてはならないし、
しかも余り先のことではなく、せいぜい半年か1年先のことを考えて計画して欲しいと思う。
貢献目標は、やさしすぎず、少し背伸びした程度で達成可能なものがいい。
貢献の内容は、チーム(組織)にとって

① 今、チームの状況として求めているものは何か
② 自分の長所や強みを活かすのには何か
③ 自分がやることによって生まれる成果は何か
というように、自らの果たすべき貢献は何かという問いかけからスタートしたら
よいのではないか。
「自分には欠点があるから、成功するのは難しいし、貢献することも少ない」
と考えている人は、自分の欠点を補ってくれる人を探せばいい。
そうすれば自分も成長するし、大きな貢献を果たすことも出来る。
まず、第一歩は、現在の自分の役割を誠実に心を込めて全力で取り組むことだと思う。
自分で考え出した貢献目標や目の前にある与えられた役割に、一所懸命取り組んでいけば、だんだん成果が上がるようになり、周囲の評価も変わってくることは間違いないし、
そのことによって新しいことに挑戦するチャンスが増え、
そのうちに自分でも気付かなかった才能が花開いてくるものだ。
どんな世界でも、
一流と言われる人は、初めから素晴らしい才能や技術を持っていたわけではない。
常に独創的に考えて行動し、
今日より明日、明日より明後日と常に新しいことに挑戦しようという心を持って、
その道に打ち込み、日々前進し続けた結果、成功の道を歩んでいる。
人にはそれぞれ、その人の役割がある。
チームにとって、一人一人全員が、大事な役割を持って、なくてはならない存在なのだ。
だから絶対に自分の立場を軽く考えて欲しくない。
どんな仕事であろうと、どんな役割であろうと、その道のプロになって欲しい。
次のような「諺」がある。
「類は友を呼ぶ」(性格や趣味が共通していると気が合うので、自然に寄り集まる)
「朱に交われば赤くなる」(人は交わる友によって、善にも悪にも感化されるというたとえ)
という言葉である。
だから、自分自身を高めるためには、
素晴らしい仲間や友を作るために努力することが大切。
共に学び、共に研究し合い、共に励まし合い、共に競い合うことの出来る、
良い仲間作りは自分を成長させ、向上させていくため
自分の人生にとって最も大事なことだと思う。
人間というのは、仲間や友によって人生の大半が決まる・・・と言っても過言ではない。
ということを肝に銘じて、人間関係を大事にしていこう。