リーグ優勝を通して学んだこと

2007/10/01

秋季リーグ戦、優勝おめでとう。
31回目の優勝を、全勝で飾った価値は大きい。
春季リーグ、インカレを優勝し、今が黄金期とも言える早稲田大学。
戦力から見れば、早稲田の方が上。
しかし、それをチーム全員のやる気と一体感で結束し、
勝ち取った優勝だったことに意義がある・・・
以下は、全部員から提出された感想文の抜粋である。
全員一人一人の「思い」が込められていて、感動しながら読ませてもらった。
紙面の都合で抜粋せざるを得ないが、
これは将来の明治大学部卓球部にとって大きな財産となるであろう。
○今回はなんとしても勝ちたいという気持ちがチームのみんなにあったことが、
この勢いにつながったと思います。
○インカレで納得いかない試合をし、とても悔しくて、
もうあんな試合は絶対したくなかったし、自分がどういう卓球をするのがいいのか、
良く考えて練習できたのがよかったと思います。
○これからある全日学や全日本で上位にくいこむためには、
そのために体作りや苦しい練習、自分に負けない心の強さも必要です。
それと、練習やトレーニングも人一倍しなきゃいけないかもしれませんが、
人間性もとても大切なことだと思うので、明治大学の選手として
ちゃんとした言動、態度で精進したいと思います。
○結果をみれば、優勝という最高の成績だったと思います。
卓球人生に花を添えてもらって、チームメイトに感謝しています。
そして、支えて下さった方々、応援して下さった方々に、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
○強い早稲田がいる時に全勝で優勝できたことは、大変価値があり嬉しく思います。
接着剤のことで大きくルール変更があり、中途半端にならず、
できる限り追求して準備をしたことが、今回の結果に繋がったのだと思います。
○あきらめずがんばっていれば必ず結果がついてくるということが、
今回の試合で改めて分かりました。
あと、裏で原がラバーを替えてくれたり、庄司、柴田が早めにご飯を買ってきてくれたり
したのも勝因だと思いました。
○卓球を通して学んだことは、必ずこの先の人生で役に立つと確信しています。
やればやるだけ自分に返ってくるということが、卓球を通して解ったので、
社会に出てもやれるだけのことはやっていきたいと思います。
○春、インカレで負けて、今回、秋のリーグで勝てたのは、選手がしっかりと準備を行い、
優勝に向けて全力で取組んだ結果なのではないかと思います。
○やはり勝負事は、何事も準備が大切ということを何度も聞かされていたので、
改めて準備の大切さを認識した。
ルールが変わり、水溶性の道具を使用して行う最初の試合だったものの、
9月前から水溶性での練習や用具のチェックを行い、
試合前の準備がしっかりできていた。メンタル面、フィジカル面でも準備は完璧だった。
○9月のルール改正により、不安要素はたくさんあった。
弾みや厚さ、またそれによる選手の練習の質、
しかし、リーグ戦では、私の四年間の中で最も安定した試合運びを選手はしてくれた。
三戦連続の完封など初めてだった。早稲田戦は、選手全員が一丸になれていたと思う。
○僕は裏方として働いて、機敏に動こうと心掛けていました。
ベンチのドリンク作りなど、正確かつ敏速にやってベンチを支えようと思っていました。
○皆、秋のリーグは必ず優勝するという思いがあったし、
選手の人達をサポート出来るように自分の役割を意識して、
試合期間中や試合前の練習の気くばりや、スポーツドリンクを作ったり、買い出しなど
影でがんばりました。
明治は他の大学よりも団結力というか、勝ちたいという気持ちがあったと思います。
○今回のリーグ戦を見て、本当に精神力が勝敗を左右するなと思いました。
気持ちが強い方が勝つと思いました。今回優勝できたのは、新ルールになり
僕がみんなのラケットをきちんと仕上げられたと言うこともあると思います。
どんな形であれ、明治大学の優勝に貢献できたことをうれしく思います。
○今回の明治はチーム力がすごいなぁと思いました。試合に出る人、応援する人、
裏のベンチで仕事する人、全員が完璧だったと思います。
○モチベーションを保つのは難しいことだと思うので、一つ提案がある。
まず「2週間前ミーティング」「1週間前ミーティング」というものを作る。
これで2週間前、1週間前ということを自覚させる。
また1週間前には、リーグ戦に向けての決意表明と決意文を書く。
「私はレギュラーではない分、レギュラーの練習相手や球拾いでサポートし、
試合中は精一杯応援することを誓います。」というような文を書くことにより、
自分で責任を感じることができると思う。
○リーグ戦前の練習がすごく充実していたのだと思います。
やはり、練習がどれだけ試合に影響するかが良くわかった気がします。
更に精神的にも良くするためにも、普段の生活から試合のことを考え、行動し、
だらしない生活を改善していくことで良い結果が出るものだと
考えさせられた期間でもありました。
○インカレが終わってから、まだリーグ戦まで時間があるからといって、
ダラダラした雰囲気はなく、部内全体がピリピリしたムードの中で、
「絶対に優勝するぞ」という目標を部員全員が徹底して考えていたからこそ、
今回のリーグ戦では特に、他の大学よりも団結力が良かったのだと思います。
○団体戦では、試合に出る選手、練習相手を務める選手、応援する側にまわり、
選手への気遣いやマッサージなど、補助する選手がいると思います。
特に試合前になると、選手は不安や緊張でピリピリしたりし、そのときに部員全体で、
明治が優勝するためには、自分は何をすればいいのかということを
しっかり考えなければいけないと思います。
自分一人、一人の役割を考えて、何をすればチームのためになるか、
貢献できるかということを考えなければいけません。
○これからの自分 
今までの自分は甘かった。結果も残せず、全く何もなかった1年間になりそうである。
このフリー期間に、日高さんと卓球についてとても熱く語りました。
「お前は、このまま四年間を終わってもいいのか」
「お前は、3ヶ月でもいいから卓球に没頭したことがあるのか」と言われて、
自分はとても考えました。
確かに、卓球に対して、強くなりたいと強く思っているだけで、行動に移していなかった。「がむしゃらに卓球を取組んでみろよ」と言われて、それから一週間たくさん考えました。
やはり自分は甘かったとつくづく思います。
○今季の明治からは、あまり緊張が見られかった事だ。
試合直前の練習でも、リラックスした雰囲気で硬さが感じられなかった。
もしかしたら、それが勢いにもつながったのではないだろうか。
そういった精神面も含めて、やはり明治は強いと思った。
○今回のリーグ戦は、みんな一人一人が一生懸命になって一丸となって勝てた印象がある。球拾いも一年生たちの見本になれるくらい出来たし、
応援も最初から最後まで気を抜かずにやれたと思う。
だから優勝が決まった時は、本気で嬉しかったし感動した。
自慢できるチームとは、
どんなに状況や環境が厳しくとも、目標をしっかりとクリアすることである。
チームとは、まず強いことが重要だ。
一人一人が、自分の役割を認識して、いろいろな意見(異見)を出し合って、
最終的に全員が納得した目標を決める。
そして一丸となって結束を固める。
そうすれば、一人一人の力で自慢できるチームができるものだ。