本気で行動を起こし継続しよう

2015/7/01

『本氣で行動を起こし継続しよう』

「天は自ら助くる者を助く」
これは、やれるだけの最上の努力をすれば、天が助けの手を差し伸べてくれる・・・という、
自律を重視する考え方です。
他人に対する依頼心を持たずに、自らの努力によって生きる。
天が味方になるのだから、自律心のある人は間違いなく成長することができます。

人間には、無限の能力があることの自覚が必要。
人間には、本質として無から有を生じさせる無限の能力がある。
人間の脳には、無限の可能性を引き出す仕組みがある。

ライト兄弟が、20世紀の初めに、世界で初めて有人動力飛行を成功させた・・・
という話は、世界中誰でも知っているでしょう。
その道程は、非常に厳しく、資金に苦しみながら、失敗に失敗を繰り返し、
それを成長の糧にして、努力を重ねて、成功にこぎつけたと言われている。
ライト兄弟は、自転車屋をやりながら、飛行機作りに興味を持ち、挑戦してきたのである。

私は最近になって、天文学者で発明家であり、航空力学の権威でもある、
サミュエル・ラングレー博士という人の存在を知った。殆どの人は知らないのではないでしょうか。
直ぐにインターネットで調べました。
ラングレー氏は、有人飛行の実現に優れた知力と、豊富な資金と人材を活用して、
ガソリンエンジン付き航空機のテスト飛行にも成功して、彼の成功は間違いないと言われていた。

しかし、それでも2度に亘って失敗し、非難の嵐が巻き起こり、彼はやる気をなくし、
何十年も追求し続けた飛行への夢を諦めたのである。

そして、その数日後、教育もなければ、資金もない、

無名のライト兄弟が製作した「フライヤー号」が有人飛行に成功したのである。
失敗し諦めたラングレーに対し、
ライト兄弟は、喜びにひたりながらも、実験と研究を重ね、世間にその偉業を認めさせた。

この違いは何だったのだろうか?
どちらも飛行機を飛ばすために、最大限の努力をした。

ラングレーは、成功しない方法に、全財力、全精力を注ぎ込んだ、
ライト兄弟は、成功する方法を見つけ出し、そこに全精力を注ぎ込んだ。

つまりどんな物事にも、上手くいく方法もあれば、
どんなに願晴っても、上手くいかない方法もあるのです。

もし、自分が今の人生において、上手くいかず、思い通りの結果が得られないのであれば、
それは、自分の願晴りが足りないのではなく、方法が間違っているという可能性はないか?
今の方法を続けていて、望み通りの結果が得られるのだろうか・・・と考えて、考え抜いて、
創造性ある方法を編み出していくことも必要なのではないか。

やる気とは突然に起きるものではない。
やる気が起きてから、行動するのではなく、とにかくやってしまうことが大事。
まず行動を起こす
行動を起こせば、やる気が出てきて継続させることが簡単になるものです。
行動することの副産物が“やる気”なのである。

「感情によって行動を起こすというよりは、行動に感情がついてくる場合の方が多い」
と心理学者は言っています。

やった方がいいと思ったことは何でもやってみればいい、
思い切って行動を起こしてしまえば、それは、こんなに簡単なことだったのかと思えてくるだろう。

坂村真民(さかむら しんみん 97歳にて永眠 日本の仏教詩人)の詩を紹介しよう。

「本気」
「本気になると世界が変わってくる
自分が変わってくる
変わってこなかったらまだ本気になっていない証拠だ
本気な夢・本気な目標・本気な努力
ああ 人間一度
こいつをつかまんことには」
( 坂村真民 「本気」 一部表現を変えて引用しています。)