“卓球ニッポン”の復活を願う

2007/1/01

「今月の言葉」も‘96年から始まって満10年を過ぎた。
今年から心新たに心機一転の気持ちで
ある人の進言もあり、「児玉語録」として書き続けていこうと思う。
今年の書初めは「愛、猪進」としました。
「心を込めた愛情を持って、猪の如く前進しよう」
愛とは思いやり。相手を尊重し、思いやる心をもって
目標に向かって、猪のように、がむしゃらに突き進んでいこう・・・という思いを込めた。
猪は旺盛な繁殖力と勢いの良さから
古来、西洋では幸運と繁栄のシンボルともされている。
さて日本の卓球は今回のアジア大会では28個あるメダルが0で終った。
長い間、卓球だけが取り残されている現状は残念でならない。
私はアテネ・オリンピック後の「今月の言葉」で
各競技で金メダルに輝いた日本選手のコメントをまとめてみた。
“思いの強さ”
“限界ギリギリまで挑戦する訓練”
“強くなりたいという気持ちが人一倍強い”
“集中力が抜群” 
“大舞台での冷静さ”
“苦しい訓練を続けてきて培った驚異の精神力”
そして、特記すべきことは、成功した競技の選手達は、メンタル・タフネス・トレーニングを
重視してきたことである。
夢とは可能性を追いかけることである。
自分の手で、自分の頭で考え、自分の身体で苦労して勝ち取ってこそ、
真の幸せが得られるのである。
彼ら金メダリスト達が、夢の実現に向けて、必死に努力してきた姿をみて、
「凄いなあ、よくやったな」と通り過ごしてしまうのではなく、
「彼らに出来ることは自分にだって出来る、よし、自分もああいう選手になりたい」
と決心して欲しい。
現実に韓国の柳承敏が、金メダリストになるとは世界中誰一人として思わなかったと思う。
日本の選手も「志」を高く、大きく持ち、決心すれば必ずやれる。
同じことをやっているのに人によって結果が違うのは何故だろう?
それは、それぞれの人が、どれくらい「情熱」を持って、「強い思い」で
やっているのかの違いだと思う。
人間には能力の差は殆どない、「やる気」の差は100倍にもなる。
同じ能力を持った人が二人いたら
情熱を持っている人の方が必ず成功する。

管理者とリーダーの違いは

管理者とリーダーとは

人間は“強い思い”と“強い情熱”を持って努力すれば
必ず良い結果を得ることが出来ると信じている。
どんな思いでやるかの差だけだと思う。
思いは必ず実現する
熱意を持てば天に通じる
“為せば成る”とは真実である
最後まで執念を持とう
“最後は勝つ”と自分を信じよう
今年も一年、明るく、前向きに卓球界に貢献するため
深い愛を込めて猪の如く前進するようお互いに努力しよう。