メンタル・タフネスで自分の才能を生かそう

『メンタル・タフネスで自分の才能を生かそう』 大相撲というプロ集団には、600~700人の力士が所属している。 文字通り裸一貫で、頂点を目指す仕事である。 力士全員に等しくチャンスが与えられている。後は努力次第。 土俵には、十人十色の夢がころがっている。 横綱白鵬は「特別な場所なんですよ土俵は」という。「特別な場所」に夢を賭けた。 「土俵に上がると、土俵でしか得られない浮き立つような高揚感。 だから、調子いい時は土俵がちっちゃく感じて調子悪い時土俵が広く感じるっていうこともありますね。 野球では、好調時の打者がボールが止まって見えると言う、それと似てるのかもしれないですね」 土俵は直径15尺4.55メートル)。その定型円が広くなったり狭くなったりする感覚、 私も選手時代、相手側の卓球台が大きく感じたり小さく見えたり、同じ感覚を味わった。 白鵬は、部屋に戻り、手元のipadで、過去の対戦映像を確認する作業に時間を費やす。 立合いの両足の位置あたる角度高さ方向相手の値踏みそして防御策。 冷たい計算式を解き、明日の戦略戦術を練り上げる。 「いい時の自分の立合い全部ipadに入れて置いてあるんですよ」。 強い白鵬のイメージを保つ。日常の必須課題は多い。 酒はイケる口だが、横綱に昇進してから丸8年。場所中は禁酒を貫いてきた。 「自分に打ち勝つと言うのかね」「場所中はいい緊張感を持っていきたいですよね」。 少しの酒を飲んで、張り詰めた精神をうつろにしようとは考えない。 こんなに自分を苦しめて、じゃあ、何のために闘ってる、頑張ってるんですかって言われたら、 自分の心の強さを知るためだと思いましたね。自分自身の真の心を知るためにやってる一番の財産は真の自分を知ることじゃないかと、つくづく思いますね」。 「真の自分」。心の器がどれほど深いかどこが浅いか欠けている部分はないか。 それを確認するために、日々土俵に上がるのだと言う。 (ある雑誌のインタビュー記事を読んで、切り取っておいたものを引用させていただきました。) 自分との闘い 世界のトップ・プレーヤーたちは「最大の敵は自分である」と口をそろえていう。 自分自身を制してこそ、対戦相手に立ち向かうことができる。 勝利のゴールにいつも大きく立ちはだかっているのは自分自身だ自分さえコントロールできれば対戦相手や周囲の環境との闘いはさして苦しくない。 邪心を捨て、自分のベストを尽くすことに専念できた時ほど結果がいいのはそのためだ。 そのメンタル・タフネスは、 天性の素質ではなく、練習によって身に付けることができる技術です”。 異論を持つ人がいるかもしれない。精神力の強さは、結局生まれつきのものだと。 しかし、メンタル・タフネスは習得可能な技術です。 それは単に気が強いとか、闘争心にあふれているという意味ではない。 いかにしたら自分を高い集中状態に置くことができるかという、徹底したセオリーに 裏打ちされたシステムであり、技術だからです。 メンタル・タフネスは天性の素質ではない。 それが得られないままに引退していく選手は、それが磨かれずに終わってしまったにすぎない。分析の結果によれば、選手の性格もメンタル・タフネスには関係がない。 どんな性格の持ち主であっても、メンタル・タフネスは獲得することができる。 外向的でも内向的でも、無口でもお喋りでも、強くなれる。 勝つために性格を変える必要はまったくない。 『自主性自発性やる気は外から強制されるものではない。自分のなかから生まれるものだ。 選手になったのは自分の意志であり、自分が勝ちたいから競技に賭けているのだという認識。『感情のコントロール』 審判のミスジャッジや自分のイージーミス、試合会場の不備、 ムシの好かない対戦相手、観客のヤジなどに気持ちを乱されないクールな自己コントロール。『強い責任感』 自分のプレーにはすべて自分で責任を持つ。言いわけをしない。 敗戦やミスを決して第三者のせいにしない。 すべては自分が勝ったか負けたか、それでしかないのだから。 そのほか、決断力、集中力などいくつかの要素があるが、これらは又詳しく解説する。 世界の一流選手は試合のたびに強烈な精神力を見せてくれる。 彼らは優れたメンタル・タフネスの持ち主である。 だからこそ平素の技術を超えたプレーをも本番でやってのける。 平凡な選手と一流選手の違いはここにある。 一流になれるかなれないかの分岐点はまさにメンタル・タフネスにあるのだ。 参考「メンタル・タフネス」ジム・レーヤー 私たちはもともと、天から与えられた素晴らしい才能を持っている。 そして、最も大切なことは「自分にはできる」と信じること。 いくら効果的なトレーニングをしても、自分の能力を疑っては身に付かない。 人間には無限の能力が眠っている。それを生かすも殺すも、自分次第ということを認識しよう

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