メンタルトレーニング(心)の重要性

いよいよインカレだ。

去年は勝ってもおかしくない内容の試合で、あと一息だった。

しかし、そのために却って短い時間に集中力が高まり、密度の濃い訓練が出来たのではないか、

大事な試合であればある程「心」(メンタル)の持ち方によって勝負の結果は左右されるものだ。

「やれば必ず出来る」

「思いは必ず実現する」

「熱意を持てば天に通じる」

「“為せば成る”最後まで執念を持とう」

「“最後は勝つ”と自分を信じよう。」

メンタルトレーニングはいつから始ったか。

メンタルトレーニングは、1950年ソ連から始まったのである。

宇宙に初めて飛び出す宇宙飛行士たちの不安や緊張をコントロールするための訓練として

始めたのである。

それがオリンピック選手たちへの訓練に応用されるようになったのは1957年からである。

以来1970年代はソ連を中心にこのメンタルトレーニングは東欧諸国へと広がっていった。

1976年のモントリオールオリンピックでは、ソ連、東欧諸国がメンタルトレーニングの成果を上げ、

多くのメダルを獲得した。

アメリカは、その成果に驚き、陰にメンタルトレーニングがあったことを知って、

早速オリンピック選手たちの強化訓練にメンタルトレーニングを取り入れた。

その結果1980年代に入ると、アメリカがオリンピックで見事な成果を出すようになる。

1996年のアトランタオリンピックでは、アメリカは殆どの競技種目にメンタルトレーニングを導入し、

メダルを101個獲得した。

  モントリオール (1976年)


順位





1


ソ連


49


41


35

2


東ドイツ


40


25


25

3


アメリカ


34


35


25

5


日本


9


6


10

この時、日本は、三種目にメンタルトレーニングをとり入れて、メダルをようやく14個取得した。

1964年の東京オリンピック以来、日本の各種目の競技レベルは低下の一途をたどり、

日本の選手は精神力が弱いと評されるようになっている。

日本ではまだメンタルトレーニングのことがよく理解されておらず、技術や体力をつけることに、

今なお重点が置かれている。メンタルトレーニングの重要性が正しく評価されていないからである。

スポーツでは、「心・技・体」の重要性についてよく言われる。

この三つの中で何にいちばん力を入れてトレーニングすることが大切か、と聞けば

殆どの指導者は、心(メンタル)だという答えが返ってくる。

ところが実際に調査してみると、いちばん時間を取らずに、力を入れていないのがメンタルだ、

ということがわかる。

日本ではここ10年、体力トレーニングに、より力を入れるようになったが、メンタルトレーニングについては、まだ日本の監督・コーチの間では重要視されていないのが現状である。

最近のスポーツ界ではあらゆる競技で外国の監督コーチに「日本選手の問題点は何か?」

と問うと、「日本の選手はプレッシャーに弱い」という答えが返ってくる。

日本でもまだ一般化していないが、メンタルトレーニングがいろいろなスポーツの分野で少しづつ

とり入れられるようになってきた。そしてイメージトレーニングをとり入れた分野では、

結果として成果をだし、素晴らしい戦績をおさめている。

まず、心を育てることがいちばん大切。

メンタルトレーニングを行って心を大きく育てると、

自信がつくばかりでなく、技術もついてくることは間違いないと…私は信ずる。

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