すぐやる。とにかくやる

私は大学卒業後、仕事の面でも、スポーツ関係の分野でも、リーダーを任せられることが多く、その後の人生を歩んできました。

リーダーというのは次から次に問題や提案を受けるので、判断・決断・実行の連続です。

だからすぐやらなければ物事が停滞してしまいます。

私の経験からも、大事なことを相談したり、依頼したりする機会が数多くありましたが、

その場合、政界でも、財界でも、スポーツ界でも、

その分野で成功している人、忙しい人ほど、仕事が早いです。

そして忙しい人ほど、お会いしたその場で判断決断し、アドバイスしてくれたり、

あるいはすぐ電話を手に取り、こちらから紹介して頂きたい人に

アポイントを取ってくれるよう行動に移します。

行動には、

①すぐやる  ②やる  ③後でやる  の、3通りがある。

③は論外です。

「すぐやる」と「やる」の差は数秒の差です。

すぐやるというのはリアクションが速いということです。

リアクションの速さでその人が乗り気かどうか分かります。

すぐやるというのは「具体的にする」ということです。

今、GAFA(※)といわれる企業のトップに共通していることは、

『とにかく、やる』というこの一点です。

(※)GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon、世界のIT企業のトップに君臨する4大企業の頭文字をとった略称)

夢を実現している人は、仕事のスピードが速いわけではない。

スピードを上げようとしても、一人ひとりのスピードの差は、そんなにありません。

スタートが早いのです。

「スタートまでに1拍空く人」と、「すぐスタートできる人」との差でしかないのです。

チャンスがなかなかつかめない人は、スタートが遅いのです。

卓球の世界はこの数十年間で、ルールもボールの大きさも用具も、大きく変化しています。

おそらくこれからも変化していくことでしょう。

それ故、戦術、技術も大きく変わってきました。

しかし、基本的な戦略技術はおろそかにせず、変化に一刻も早く対応していくことが   重要です。

現在のトップ選手は一年間に、単複で150~170試合闘っていますが、

その一流選手でもミスは必ずします。

100点満点で完璧だったと思える試合は 年に1回か2回 あるかどうかだと思います。

ミスをしないに越した事はないが、大事なのはミスを重ねないことです。

ミスを重ねると、どうしてこんなことをしてしまったのかという後悔や動揺が、

冷静さを失わせてしまう。

そこで一刻も早く気持ちを切り替えて、再スタートすることでミスの連鎖を防ぐ。

これが最も大事です。

『而(じ)今(こん)』という禅の言葉がある。

人生には今というこの時しかない。

一瞬一瞬が勝負の時という自覚を持って生きよ。

という教えです。

“その時”は突然来るのではない。

今がその時、その時が今。

この自覚を持って充実した毎日をやり切る。

“その時どう動く”が最も大事なのではないかと思っています。

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