『必勝』と『不敗』、『勢い』

勝負というのは「勢い」があるほうが勝つものである。

積極性とか、ファイトとか言った意味も含まれるが、今、ツキに乗じているか、自分の調子はどうか、

流れはどうか、と言った冷静な判断を下しながら、その一方で、自分に自己暗示をかける。

“ここは打って出なくてはダメだ。打って出る絶好のチャンスだ。”とツキに乗じた行動で、

思い切り強気に出る場合は、殆どと言っていいくらい成功する。

これは卓球に限らず、どんな勝負でも同じだと思う。

自分が苦しいときは、相手も苦しいんだ。 そこで強気になって思い切って攻める。

ところで、「勢い」というと攻めて行く感じが強い

確かに、攻めている状態での「勢い」の方が言葉として理解し易いものかもしれないが、

「受け」の場合にも、勢いというものがある

「受けの勢い」というのは、守りではあるけれど、決して手堅く守っているだけではない。

ボクシングのクリンチのように、パンチをひたすら避けているだけではなく、

いつでも殴り返してやるが、その為にとりあえず守っているという「受け」。

自分がこの態勢になったら、必ず攻める.....という前提で受けているということである。

要するに、勢いにも-先の先、後の先がある。

勝負には-必勝(先の先)と不敗(後の先)の考え方がある

必勝-先手必勝51% 攻撃は最大の防御なりという発想

不敗-攻撃にはスランプがあるが、守りにはない(少ない)

攻撃は精神的にビビったらどうしようもないが、守りの一流の技術は90%~95%位は見込める。

また、守りの技術に自信があれば、精神的に余裕が出て、攻撃も良くなってくる。

卓球は、「攻め」と「守り」を交互に行いながら、(5本づつ)21本先取を争う競技。

「攻」と「守」は並列ではなく、表裏の関係。

自分の態勢を固めておいて、敵の崩れるのを待つ。

不敗の態勢は自分で作り、勝機は敵の態勢から見つけ出す。

つまり、タイミングが重要であって、たとえどんなに実力があっても、タイミングを逃す人は成功しない。

機を見るに敏な人が、本当の実力者なのである。

実力のある者同志が戦った場合には、このタイミングというものが全てを決する...

と言っても過言ではない。

つまり、第一に そのタイミングを見極められるか。

第二に ここと思ったときに打って出る準備をしているか。

第三に 決定的場面で勇猛果敢に打って出られるか。

ということが、「勢い」です。

したがって、そのタイミングではないときに、じっと我慢するのも「勢い」である...

ということを忘れてはならない。

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