「気づきの脳」が運を開く

物事を成し遂げるためには、用意周到な計画を立てていったら、 殆ど失敗はないといってもいいと思っています。 もし、失敗があるとすれば、それは、なすべきことを確り考えていないか、 或いは考えていても、実行していないというところに多くの原因があるからです。

うまくいかない場合の原因は、100%近く自分自身にある、 と考えるべきだと思います。

それには、「気づく」 か 「気づかないか」 が、凄く大事なことです。 とかく私たちは、自分の都合のいいようなことを考えてしまい、 お互いに慰め合うということをやりがちです。 それによって悩みが和らいで、 新たな気分になって、また挑戦していく勇気が沸いてくる、 ということもあるかも知れないが、それでは駄目です。

“あの時は、こういうことをしておけばよかったのに” とか、 “ああいうことはやる必要はなかったのに” ということが、次々に出てくるものです。

深く反省することによって、 そういうことに、“気づく” か “気づかないか” によって、 その人が順調に成長していくかどうか、に大きく関わってくるのです。

上手くいかない行き詰まりの原因は、 自分以外の周囲の事情があったにしても、そのほとんどは、自分の中にあるもの。 そういう考え方でやっていけば、競争の激しい世界でも、 間違いなく良い道が必ず開けてくるものです。

いずれにしても、このように何かないか、何かないかと、 常にアンテナを張っていると、「気づく」 ことができます。 「気づく」 ためには、考えること、考えるためには、ウォッチすること。 そうすると、「気づきの脳」 が発達してくるのです。

「気づき脳」 をつくるには、 「ポジティブ・プランニング」 と 「ネガティブ・シミュレーション」 を 一対にして考えること、が大事です━。 どういうことか、というと・・・

発想するときは、お祭り的に、「いいね、それ最高!」 と言って、 実際にやる段階になったら、 「それで本当に勝てるのか」 と、 徹底的にネガティブになって検討する。 これを繰り返していけば、 だんだんいろいろなことに気づくようになると言われています。

気づくことによって、それを実行に移していくことができれば、 必ず 『運』 は開けてきます。

「懸命に打ち込むことによって運命が変わった、 『運』 は、努力した人のところにしか来ないと思っている」 と、 先日29回目の優勝を果たした相撲の横綱白鵬関も言っている。

稲盛和夫さんは、 自分が災難だと思うことがあったら、それは、生きている証拠です。 人間である以上、そういう災難に遭うことは仕方がない。 災難が表れたということは、過去の業が一つ消えたこと、と思って、 クヨクヨしたり、恨みに思ったりせず、正々堂々と歩んでいくべきです。

学問の世界であれ、スポーツの世界であれ、やはり伸びる人はみんな素直。 そして、物事をいい方向に受け止める心を持っている━と語っている。

素直な心というのは、人に逆らわず、従順であるということではありません。 本当の意味の素直さは、力強く、積極的な内容のものです。

素直な心とは、一つのことにとらわれず、 物事をあるがままに見ようとする心で、 物事の真実を見極めて、それに適応していく心です。

していいことと、してはならないことの区別も解るようになり、 何を為すべきかも自ずと解ってきて、 適時適切な判断のもとに、力強い歩みが出来るようになるものです。・・・と、 松下幸之助さんは素直な心は非常に大事なことだ、と言っております。

人は、最後の最後まで、心を高める努力を続けていくことが大切で、 その努力が人間の運命を伸ばしていく最善の方法です。 真剣さが「気づき」を生み、「気づき」が人生の勝負を決めるのです。 そういう 「気づきの脳」 を発達させて、良い人生を歩んでいきましょう。

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